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僕はそんなことがわからない。

by kou

 3年前に書き留めていた文章を(少し手直しして)公開します。公開した2020年現在、僕は24歳である。

 「そんなこともわからないの?」と、多少の差はあれど、誰もが言われた経験があるのでは。こんな言葉をかけられると、「いや、わかんないんだよ!」と思う。だから、今から ”わかる” しかない。「お勉強しないと分からないの?」と言葉を投げかけられることもある。でも、やっぱり思うんだ。「わかんないんだよ!」って。だから、「わからない」とわかった時点から、お勉強してでも、理解するしかない。

 誰かが「経験」から身につけたものを、僕は「勉強」しないと分からないのかもしれない。その良し悪しは、もう僕の過去の問題だから、どうしようもない。意識しなくても身につくものは人それぞれで、今までの経験から身に付けられなかったことは仕方がない。気がついた時点から、わかるようになることが、僕の最上かつ唯一できることだ。

 僕は、会話のような瞬発的なコミュニケーションが下手。相手からキャチしたボールを受け取った後、ボールを投げ返す前に、その球をずっと見つめて考えてしまう。そして、その間の時の流れを忘れてしまう。考えすぎた果てに、「そもそも会話ってどうするべきなのだろう」と考えてしまう。阿川佐和子さんの『聞く力』の中にこんな一節があった。

 

 質問する。答えが返ってくる。その答えのなかの何かに疑問を持って、次の質問をする。また答えが返ってくる。その答えを聞いて、次の質問をする。まさにチェーンのようなやりとりを続けてインタビューを進めていくことが大事なのだと教えられたのです。

 

 当たり前だ、と思う人もいるだろうけど、僕は本を読まないとわからなかった。「そんなことも教えられないとわからないの?」と言うかもしれないけど、僕にはそうしないとわからなかったのだ。

「どうしてそんなこともわからなかったんだろう」と振り返えられるときが来るのはいいけれど、「どうして、そんなことがわからないんだろう」と、思い悩み過ぎなくてもいいのかな、と今の僕は思う。「また一つ賢くなちゃった」ってくらいの気持ちでわからなかったことをクリアにして生きていければいいなと思う。

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