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家庭の味の水平伝播

by KOU

 SNSの影響で、どこかの家庭の味が、我が家の食卓に並ぶ。そして、その「どこか」が本当にどこかわからないのが面白い。

 家庭料理を発信しているプロの料理家がテレビや雑誌でレシピを発信するだけでなく一般の家庭で料理をする人もInstagramやブログを通じてレシピを発信しているこのご時世。SNSでどこかの誰かが家庭の味のレシピを発信し、それを誰かが見読みして作る。それがその人の定番になり、やがてその家庭の定番となり子へと伝わっていく・・・かもしれない。

 家庭の味が親から子へと垂直に伝わっていく。それだけに止まらず、見ず知らずの家庭へと水平に伝わっている。それがご近所の方から教わるといった範囲ではなく、全国の知らない誰か、あるいは海外から伝わる。それも顔も知らない誰かから。これはすごい面白いとこだと、ふと、改めて思う。

 もちろん今までも一般の人が投稿できるレシピサイトやブログはいっぱい

SNSで家庭の味が広がる。

あったけれど、InstagramはSNS要素が強いので、グローバルでありながらもご近所さんにちょっと作り方を教わるようなカジュアルさが増した。そして、情報も気軽なものになった。これは僕の場合だけれど、ブログではレシピを発信することを主としていたが、Instagramによって作った料理の写真と共に添える文章に変化が起きた。ちょっとした作った経緯とか「もっとこうしたかった・・・」とったコメントを添えることが大半となった。そして、「どうな調味料いれてますか?」といったコメントを頂くとそれに返答する形で簡単なレシピを伝える。そんなとても軽い発信が増えた。「軽い」というのはネガティブな捉え方ではなくて、見ず知らずの人と井戸端会議のように情報共有している感覚でとても心地が良いものである。僕も最近少しずつレシピを聞いて井戸端会議を楽しめるようになってきた。SNSって面白い。

筍のシーチキン煮

これはInstagramで作り方を教えて頂いた一品。いつもの筍の煮物にシーチキンを入れると旨味が増してごはんが進むおかずになった。今年は筍が手に入ると大抵このシーチキン煮にして食べた。家族にも好評でこれからも我が家の筍料理の定番になりそう。

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