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本の話/ホットワインをつくろう

by KOU

暖かい部屋でゆったり本を読みながら飲みたくなるホットワインです。

column:寒い冬におすすめ。ホットワインの作り方

今回のコラムではホットワインのレシピと、ノンアルコールのホットワインのようなキンダープンシュのレシピを紹介しています。フルーティでスパイシーなホットワインはすこし時間が経つを風味が馴染んでより美味しくいただけます。まだまだ寒い日々が続いていますので、ぜひ作って温まってくださいね。


続・本の話をしよう。

年始にインフルエンザに罹り、それからバタバタとしてなかなか本を読む時間が取れないのですが、最近読んだ本を紹介します。

『世界を、こんなふうに見てごらん』 日髙敏隆

大好きな日髙敏隆さんのエッセイ本。日髙さんは動物行動学を専門にされていた方です。この本は動物の生態・行動がメインテーマではなく、題名通り世界の捉え方、自分が持っていなかった「観」みたいなものを教えてくれます。また、自分の世界・現実の捉え方を顧みるきっかけになりました。
これから大学で研究を始める僕はこのタイミングでこの本に出合えてよかったなと思う。
とてもやさしい言葉で綴られているので、子供でも読みやすい本。老若男女問わず、だれもがこの本を読んでも心身を豊かにしてくれるんじゃないかと思う。

『おべんと帖 百』 伊藤まさこ

最近の僕のinstagramでは、お弁当の写真をたくさん載せています。働く母のために、そして時々自分用に作っています。そのタイミングで図書館で見つけたのがこの本。以前も紹介した伊藤まさこさんの、お弁当にまつわる本。娘さんに作ったお弁当や、さまざまな方のオススメのお弁当、本のなかのお弁当にまつわる一節などが書かれています。
レシピのアイデアを頂きました。他人のお弁当ってなかなか覗けないから参考になります。

『慈悲深き神の食卓』 八木久美子

IS関連や、東京オリンピック開催による「ハラル」の導入など、「イスラム」という言葉を耳にする頻度が確実に高くなりました。でも、「イスラム教」っていう宗教があって、豚肉を食べちゃいけないらしくて、なんか断食する日があるらしい、その程度しか知らない。そこで、もう少しイスラムを知ろうと図書館の宗教学のコーナーにいってみたところ見つけたのがこの本。

イスラム教を「食」という観点から切り込んだエッセイテイストの本です。それほど堅苦しくなく軽めの書かれ方で、かつ、僕の好きな「食べ物」にまつわることなので、とても読みやすかったです。イスラムについて初めて知るには、重すぎずいい一冊だったと思う。
イスラムの規範と法、ハラル、ラマダーンのことが主として書かれており、それらと現代社会との関わり合いにも触れられています。知らなかったことばかりで読むほどにふんふんと感心しながら読めました。この本の最後の一節にはこうあります。

イスラム教徒とは豚肉と酒類を口にしない人、ラマダーンという月が来ると日中、飲食を断つ人たちというふうに、ルールだけをみて片付けてしまうのはあまりにも惜しい。そのルールの先には、豊かな意味の世界が広がっているのだから。
『慈悲深き神の食卓』八木久美子 「むすびにかえて」より

本当にその通りだと、この本を読み終えた僕は思う。この言葉と共にこの本を紹介したいなと強く思い、引用させていただきました。

最近、アイデンティティを形成する要素をもっと知りたいと思うようになりました。それは自身にまつわることだけではなく、世界中の人々のアイデンティティの要素となりうるもの全般を。その1つとして宗教も。アイデンティティの要素って、争いの要素にもなりうるんだけど、その争いが起こるのは、その要素を理解できていないことが1つの要因だと思っていて。それは相手のアイデンティティを知らないから、というコトだけではなく、自分自身のアイデンティティを形成するモノすらも実はきちんと知らないことが大きな要因なんじゃないかと、そう考えることがあって。それで、もうちょっと歴史とか文化とか宗教とかそういう人文的なことも知りたいなと関心が向いています。

そんなボクにはちょうどよい本でした。


KOU
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