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僕たちは生きている物を食べている。

by KOU

大学では農学部を専攻しています。

3年生になり実験や実習も増え、生命と直接向き合う機会がぐっと増えました。
ラボでの実験だけではなく農場での実習もあり、
ウシの管理を手伝ったり、畑で野菜を育てたりしています。
要は僕たちが普段、食べ物として頂いている命たちを扱っています。

野菜はプランター栽培など身近なものがありますが、
動物の生産現場に触れるというのはなかなか無い機会。

スーパーで陳列している精肉が、本当に文字通り「肉」であるということ

実際に家畜に触れると、
その、みんなが当たり前に知っていることを改めて認識させられます。

当たり前にパックに入っていて、スーパーに陳列されていて、買えている、
そのお肉たちは、生産者によって育てられてきた命あるものであったということ。

忘れているわけではないけど、ふと意識しなくなっていまうことを改めて教えてくれます。

食べ物を捨てるのってペットの飼育放棄と変わらない

その意識の再認識で、ぐっと普段の料理に対する意識も変化しました。

玉ねぎを腐らせてしまったり、冷蔵庫のお肉を使わずにダメにしてしまったり…
以前だったら、せっかく買ったのにもったいない。と思う程度だったけれど、
今はそれに加え、申し訳ないという気持ちがぐっと増すようになりました。
経済的な損失という損得勘定よりも、命を無駄にしたという気持ちが大きく占めるようになった。

飼ったペットを飼育放棄する。

買った食材をゴミとして廃棄する。

これってほとんど変わりのないことじゃないかと。
ということは、ペットを飼うのと同じくらい、食材を買うことに責任感を持ってもいいんじゃないかな。
むしろ、持つべきで。買った食材に対して、使い切ってあげる、食べきってあげることが責務だなと。

食材を使いきれないことって恥ずかしくてダサくてかっこ悪い。
むしろ、スーパーの隅にある「おつとめ品」コーナーの商品を買う方がかっこよくない?
捨て犬を保護したような気分?

すごい料理が作れることだけが技術じゃない。
冷蔵庫の中の食材を使い切る。
技術と知恵ってそういうとこで使わなくては。



KOU
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