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受験の話を/スパイス煮だしチャイ

by KOU


今日はちょっとだけ長めの文章です。その前に、一息つくための温まる飲み物でも作ろうよ。

Recette:スパイス煮だしチャイ

≪材料: 2杯分≫
水・・・100cc
生姜・・・2mm幅を4切れ
シナモンスティック・・・4cm
クローブ(ホール)・・・4粒
カルダモン(ホール)・・・4粒
紅茶の葉(アッサムとかがおすすめ)・・・4g
牛乳・・・400cc
てん菜糖・・・大さじ2

≪作り方≫
1. カルダモンは平たい皿などで押しつぶして中の種が出るようにする。種もすべて使う。
2. 小鍋に水、生姜、シナモンスティック、クローブ、潰したカルダモンを入れて火にかける。
3. 沸騰したら紅茶の葉を入れ、一呼吸してから牛乳とてん菜糖を加える。ふつふつとしてきたら火を止めて蓋をして(アルミ箔でも)3分放置。茶こしでこしながらカップに注ぐ。

スパイスはパウダーではなくホールで。香りが違いますよ!



受験の話をしよう。

桜咲く人咲かぬ人、合格発表の季節です。

今年は僕の身の回りに受験生が多かったので受験を身近に感じていました。このタイミングでもう一度、僕の大学受験を回想してみようと思って。この場で。僕の受験記が誰かの役に立つかなんてわからないけれど…

僕は1年浪人しました。現役生の頃、受験のシステムすらきちんと把握していなかった。センター試験ってなんだ?各大学の偏差値って?ってレベル。そしてよくわからず闇雲に勉強していた。自分の学力に合っていない参考書を1ページ目から順にやっていった。結局、受験当日までに全範囲やりきれなかった。ま、端的に言うと情報・実力共に「準備不足」でした。

ところで、僕の志望校の決め方は、興味のある専攻・学部の中から①私立はNG ②一人暮らし(上京)はNGという条件を当てはめて、結局2つだけでした。だからこそ、幸か不幸か、志望校で悩むことはなかったです。

現役の冬、センター試験の対策だけはそこそこできていたらしく(というかセンター試験の勉強しかしていなかった)、幸運にもE判定だった第1志望も射程距離に入った。

そして迎えた第1志望の個別試験当日。忘れもしない、数学の時間。裏向きの問題用紙をめくり表にする、問題文を読む。

・・・1分経過。

全くわからない。解き方の見当がつかない。問題文はたった数行。その情報の簡潔さにひれ伏し。鉛筆を転がして答えがでないかと期待しながら残り時間を消費した。(マークシート形式ではないので鉛筆を転がしてももちろん役に立たない)
案の定、結果は不合格だった。

第2志望の試験は、得意(だった)の化学のみ。ほぼ解答できたのが実感できた。正直、帰り道に「これはいけた(受かった)だろう」と強く思った。案の定、こちらは合格。第2志望が受かったじゃないか、よかったよかった、のはずだった。ただ...

「第1志望の数学が解けない自分」という事実は変わらない。それがどうも、心に引っかかった。

そしてちょうど今頃の、花粉が厳しい季節。僕は決断した。もう1年頑張ろうと。目的は「志望校の合格」。でも、動機は「第1志望の問題に食らいつけるようになりたい」だった。あの時、初めて勉強で「全く歯が立たない」という経験にぶち当たった。それが大きな契機となった。

第2志望を蹴って浪人するということは、期待される結果として「第1志望合格」しか良いゴールはなかった。次は「1年かけても第2志望しか合格できなかった」、最悪は「次の年は第2志望も落ちた」だった。でも、十分ありうる事だった。第2志望は第1志望と大差ない偏差値だったから。それでも、浪人を決めた。それほどに数学の問題に太刀打ちできないことが悔しかった。

浪人しているときは淡々と勉強していました。志望校も決まっている、悩むこともなかった。不安は勉強をすることでしか解消できなかった。だから、黙々と勉強した。元々勉強は嫌いではなかったから、勉強することがストレスにならなかったのは大きかったかもしれない。本当に、この1年間は取分け話すことがないくらい、淡々とした日々でした。

そして、2度目の数学の時間がやってきた。

1年前は試験開始1分後から時間を持て余していたけれど、今度は1分間も時間を余すことなく解答用紙に文字をゴリゴリ書いた。自分なりの考えを表現できた。その答えが合っていたかは分からないけれど、結果として、嬉しいことに第1志望に合格できた。

これが僕の大学受験。覚悟を決めて選択したのはこの時期だったと思う。だからこそ、この時期に書き留めておきたいなと思った。

予備校で「一年浪人しているということは、一番高い年収を得られる一年を失ったことだ」と言われた。確かにそうかもしれない。でも、それは「浪人していなければ」、「ずっと健康で定年まで働く人だったら」そういう色んなタラレバの上に成り立つもので。そういうことよりも、今どうしたいのか。その選択ができるのならば、やってみればいいんじゃないかな。決めてしまえば、後はその選択を後悔にしないために選んだ道をやりきるしかないと思う。後悔は、「過去の選択の失敗」ではないと思っている。隣の道が青く見えるのが後悔かなと。自分の歩いている道の芝を確実に輝かせるしかないし、実際にできることはそれだけなんだなと強く感じています。

なんだか、浪人推しのような文になったけど、別にそうじゃなくて。
選択に失敗はないと思うし、どっちにしろ選んだ道で一所懸命やるしかないよって話です。




KOU
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